口腔外科では歯や舌、顎、顔面の病気に関して総合的な診断、治療を行います。代表的な治療としては、顎骨に埋まった親知らずの抜歯や、口腔内の腫瘍の除去、外傷の治療が挙げられます。お口の周りで何か気になることがありましたらご相談ください。
「親知らず」とは、10代後半から20代前半に奥歯の一番奥に生えてくる永久歯のことで「智歯」または「第3大臼歯」とも呼ばれています。人によって全部で4本に満たない人や半分埋まったままになったり、傾いたりして生えることもあります。
親知らずの抜歯は、簡単なものから大きな手術が必要になる場合まで、親知らずの状態により、抜歯の方法も様々です。もっとも多い親知らずのトラブルは虫歯です。隣の歯と接触する部分が虫歯になり、広がることが良くあります。
また、歯茎に埋もれたまま生えることで炎症を起こす場合もあります。このような場合、投薬では一時的に痛みを除くことしかできないため、親知らずを抜くことをおすすめすることもあります。
顎関節症は、口を開けると顎が痛い、耳の前の顎の部分から音がする、口が大きく開けられないなどの症状が現れる、顎関節の病気です。
中年の女性に多い病気でしたが、近年は若年層にも増えてきています。命に関わるような病気ではありませんが、症状があてはまる方は、できるだけ早く当院へお越しください。
口腔がんには、舌にできる舌がん、歯ぐきにできる歯肉がん、頬の内側粘膜にできる頬粘膜がん、下あごの舌と歯ぐきの間にできる口腔底がん、口の天井部分にできる硬口蓋がんがあります。
口腔がんは、がん全体の3%ほどの発症率であるため、そこまで多くはありませんが、他のがんと同じく、放っていると死に至ります。しかし、直接患部を見てがんの有無が分かるため、早期発見はしやすいと言えます。検診では問診と視触診を行います。ご予約の上、お越しください。
検診では問診と視診触診を行います。必要があれば細胞診や組織診を施行しており、東京歯科大学水道橋病院臨床検査科に委託しています。
口腔がんが気になる方は以下をご覧いただき、当てはまる場合はお早めに検診にお越しください。
口の中にただれがある。
治りにくい口内炎がある。
口の中にしこりがある。
舌がヒリヒリすることがある。
顎の下のリンパ腺が腫れている。
親知らずの周りが腫れることがある。
白いできものがある。
お口の中の粘膜がしみることがある。
お口の中の皮がはがれることがある。
舌がざらざらする。
飲み込む時に違和感がある。
舌がんの原因ははっきりとはしていませんが、歯並びの悪い歯や尖ったかぶせ物など、慢性的刺激が舌に小さな潰瘍をつくり、それが誘因となり発生することがあります。
習慣的な喫煙や飲酒による刺激もがんの誘因となり得ます。舌がんの中には刺すような痛みを伴うケースもあります。他のがん同様、早期発見・早期治療が重要です。
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