歯科治療・予防は全ての人にとって、より長い歯の寿命を享受するために必要です。しかし身体的・精神的症状によって、通常の施術では歯科治療を受けることが難しい場合もあります。当院では下記のような患者様が安心して治療を受けていただけるよう、精神鎮静法を施しております。
※リラックス外来の診療は「完全予約制」です。
歯科に対して恐怖心がある患者様
嘔吐反射が強い患者様
高血圧,狭心症などの全身疾患を
お持ちの患者様
中途障害(脳血管障害,認知症など)の患者様
長時間負担が大きい口腔外科手術を
受ける患者様
麻酔注射の痛みや、歯を削る際の頭蓋骨にまで響く振動、音、器械が口の奥に入ることなどに対して、不快感や不安、恐怖感を持つ人は少なくありません。こうした恐怖感により歯科治療が難しい場合、恐怖や不安を和らげる精神鎮静法を施し、治療を行うことが出来ます。精神鎮静法は全身麻酔とは違い、意識を無くしたり、痛みを除去するものではなく、気分を落ち着かせるための手段です。
笑気吸入鎮静法は笑気ガスを吸入することで、恐怖心や不快感といった精神的ストレスから解放され、穏やかでリラックスした状態にする鎮静法です。中枢神経の抑制により、局所麻酔などの刺激に対して痛みはあまり感じなくなります。
状態としては、お酒を飲んだ後のような多幸感のある状態になると言われています。笑気吸入装置により、酸素が混合ざれた低濃度笑気ガスを吸入し、10分ほどで鎮静状態となります。
治療の後は、吸入を止めて数分で体内からガスが排出され、数十分で帰宅することが出来ます。
静脈内鎮静法は静脈内に少量の緩和精神安定剤や麻酔薬を投与して鎮静を得る方法です。笑気吸入鎮静法よりも鎮静は深く、長く持続します。鎮静法の最中は血圧、心拍数、酸素飽和度などををモニターしながら、薬剤の追加や投与量の調節を行います。終了後は1〜2時間ほど完全な覚醒を待ちます。
ふらつかず、応答も明瞭になると帰宅可能になりますが、笑気吸入鎮静法のように自動車の運転をすることは避けていただき、出来る限り付き添いの方と同伴で帰宅いただきます。
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